『作品』
『Devil Whisperd』
『46573の対価』
『OUTLET CHILDREN』
『LUNATIC BEAT』
『DUMMY FAKERS』
『DUMMY FAKERSⅡ』
『heartScream』
『DUMMY FAKERSⅢ』
 
『作品』について。
 小説というよりは、歌詩の延長で描いています。  バンド、『DiSlife』はまだ終わっていないのです。なんて言うつもりは無いですが、僕の中ではまだまだ終わらない。終われない。  これは『音の無い音楽』として表現している結果、小説という形態になっているのかもしれません。  何故バンドに拘るか。というと、やれなかった事が多過ぎたという点ですね。じゃあちゃんとバンドをやれよと言いたいでしょう。  けど、そのやれなかった事はバンドじゃなくても可能な事なのです。 表現して行く中で、それはいつか叶うのかもしれないし、叶わないまま終わるかもしれない。その時、僕は無駄な人生を過ごしたと思うか、やれるだけはやったと思えるか。それはまだまだわかりません。 絵に関しては、よくある目の大きないかにも二次元的な絵を描けた方が需要はあるんだろうなぁと、Twitterを見ていると思うのですが、それなら自分がやる必要は無いかなと。自分の中にいるキャラクター達をより明確に伝えるにはリアルに描くしかないと、出来る限り実写に近い所まで描きたいのですが……画力は追いつかず(苦笑)。気長に成長を見守って頂ければと思います。  世の中には何事も二極あります。『陰』と『陽』。『ポジティブ』と『ネガティヴ』。『マイナス』と『プラス』『月』と『太陽』等々。  うちは非常に重くて暗くて後ろ向きな作品かと思います。  でも、それで良いんです。そういったものを求める人に届けば良いんです。  死にたくて辛くてもうどうしようもない人に伝われば良いんです。  その人が死に向かいたがる気持ちから生に向かわせられたら……なんて思いません。  辛い中前に歩くのは誰でも辛い。  だからせめて前にも後ろにも行かず、ただただ踏ん張る力を作品たちから見出して欲しいなと思います。  向かい風は止む。その時に歩き出せば良い。僕はそう思っています。  そうしてゆっくりと歩き出したあなたを、立ち込めていた暗雲の隙間から月明かりが照らすでしょう。真っ暗な中、確かにあり続ける月明かりが道を照らすかもしれません。  U to Whatはそんな作品を創って行きます。  僕らは月で良い。  燦々と輝く太陽は人の影を作る。  眩し過ぎる存在に目を背けて立ち止まってしまう人がいる。  だから僕らは月が良い。
 
『Devil Whisperd』について。
 これは某ライトノベル新人賞に応募した作品で、本格的に小説活動が始まった一作ですね。 『ライトノベル』を意識して、異世界から女の子が来たりだとか主人公がモテたりだとかやっています。  そんな設定を決めて、どんな話にしようか考えていると、たしか当時滋賀の大津市かどこかの中学校でイジメによる生徒の自殺があって、連日報道されていたんです。  なので、それだけではなくいじめられている側に向けてのメッセージを送りたいと思って作りました。  途中のリリーのセリフです。  そんなに苦しめられているのにいじめた側は笑っている生きている。それで良いのか? と。そして、自分がそんな位置にいるのは運命だからとか言わずに抗って見せろ。と。まぁ、復讐が正解というわけではないんですけどね。  で、抗ってみせた和君なんですけど、周りに恵まれて何度も更生する機会はあったのに出来なかった。リリーといつまでもいたいという自分のわがままの為に罪を犯す。挙句には自分が助かる為に自らの『人間』の定義すらも忘れてしまう。  これはですね、やっぱりいじめる側というか、罪人が更生出来るかというと出来ないだろうだろうという考えからこの流れが出来ました。実際、件のいじめ事件の生徒も反省してなかったんじゃなかったかと思います。  読み返してみると、最後のリリーのセリフ「決して言うな。悪魔が囁いたと」っていうのは『決して人のせいにするな』という意味に取れるなと思いました。  魔がさしたとか悪魔が囁いたとか言っても結局自分の犯した罪に変わりはありませんからね。   この作品を作るのに苦労したのは魔法ですね。  何語にしようかと。英語にするとデビル・イービル・マジック・〇〇とかなんか魔法らしくないんです。イタリアとかフランス語でもなく。かといってギリシャ語とかは難しくて覚えにくい。と言う事でドイツ語に落ち着きました。個人的にドイツ語ってそういうイメージもあるんです。何故か笑。まぁ、ドイツ人から見れば全然魔法感は無いでしょう。  あと、リリーの名前も色々悩みました。  単純にリリーだけだと可愛いですが、悪魔感が欲しい。且つ天使感も欲しい。調べてみると天使の名前って〇〇エルが多い(ウリエル・ガヴリエル等々)なのでリリーエル。そして、、元気の良さでファイン。でも魔界の生まれなのでデッド。そんな感じです。悩んだ末にそんなもんです笑。  最後に、終わり方についてなんですけど、和の絶叫と悪魔(先生)の咆哮が重なってピタッと止んで、リリーのセリフが入ってエンドロールに入るイメージです。  基本的に全部そういう感じで映像のイメージも出来ているんです。  本編共々読んで戴きありがとうございました。
 
『46573の対価』について。
 はい、これはこれを書いた当時、TwitterとかYouTubeでアホな事やって人に迷惑かけてそれが面白いと思ってやってるクソ共が多かったので……失礼、言葉が悪かったです。クソとか言っちゃいけませんね。それが面白いと思っていた残念な頭の持ち主なわけで。   そんな人達が行き着く先ってやっぱり動画の再生回数とかだろうなと。で、それを追求した結果の人が犯した罪によって何人もの人間の人生を狂わせた。  そんな話です。  このタイトルは物凄く悩みました。これもラノベ新人賞に投稿したのですが、期限ギリギリまでタイトルが決まらなくて。  全体を見た時に、結局動画の再生回数の為に女の子を一人殺すに至った事が発端だったので、このタイトルになりました。本屋さんでこのタイトルの本が棚に並んでいた時に「ん?」ってなりませんか? 中身が想像出来ないというか。  金かなぁと思うかもしれませんが動画の再生回数っていうね。  何故この数字かというと、『37564(みなごろし=皆殺し)』の反対で、複数ではなく一人を殺したという意味で『46573』にしました。ちなみに『しろこなさん』と読んでいます。正式には『よんろくごーななさんの対価』です。  また、この作品に出て来る『青星人』こと葵青児ですが、実は他の作品でも出て来るのでその紹介がてら出しました。シリーズ物ではないし、そっちは公開しようかまだ迷っているので陽の目を見ることは無いかもしれませんね。  最初に新人賞に応募したと書きましたが、その時の編集者のコメントで『警察が無能過ぎて緊迫感が無い』という意見を貰いました。  別にこれは緊迫感を描きたかったわけではなく、バカな奴らへのメッセージなので捉えて欲しい所が違うんだよなぁと思いつつ、某携帯小説サイトで投稿した所、『スカッとしました』といったような感想を戴いたので、わかる人にはわかるんだなぁと嬉しかったです。  だから編集者を通して作品が殺されて行くなら、個人で公開してもっと色々な人に広めて行こうと考えて、サイトを立ち上げる事を決意した作品でもあります。  本編共々お読み戴きありがとうございました。
『OUTLET CHILDREN』について。
 このタイトルは、バンドをやっていた時に「いつかアルバム作りたいね」なんていう話をメンバーとスタジオ帰りの電車の中でしていた時に出たタイトルです。実際にそのアルバムが作られる事は無かったのですが、その時の窓から射す朝日の眩しさが今でも忘れられません。  という事もあり、僕の中でアルバムを作りたかったという思いから付けたタイトルです。章タイトルは全て曲名です。全曲使いたかったのですが、上手く嵌められなかったのでこれが『OUTLET CHILDREN』なんです。  内容に関してですが、初めて小説を書いたのが同タイトルで内容は全く違う物でした。どっちかというと、自分の理想の学校生活に加えて、言葉の大切さ(本作でもルナがサラッと語っていますね。言った方にとっては些細な事でも人の人生を狂わせる事もある)にもっと重きを置いた感じだったんです。  ただまぁ、読み直した時にね……気持ち悪い(笑)妄想の垂れ流しみたいなね。だからリメイクしたいと思っていた所で、冒頭のシーンが流れて来たんです。そう来るか……と思いだったらDummy Fakersと連結させようとこの話が出来上がりました。  元々バンドでやっていたAWAKEという曲は『自殺肯定曲』という仮タイトルを付けたんです。ボーカルだったので作詩した僕の中でですけど。  その当時リストカットが話題になっていたんだろうと思います。世間は自殺とかリストカットに否定的ですけど、僕は死にたいと思う事の方が普通で、死にたいと思った事が無い奴の方が狂ってると思ってるくらいなんです。だからそういう人に向けて書いたんですけど、あまりになんか優しく書きすぎて嫌になったので最後に『所詮人間なんて嘘で固めたもの。俺のこの言葉さえも』って書いたんです。優しい言葉も全部嘘だよっていう、所謂ツンデレですね(笑)  でも、その歌詩が今のU to Whatの芯の一部になっている気がしますね。 というわけで、この作品で言いたかった事はAWAKEの章に込められています。特に、陽君の真実がわかってから辺り。本編では赤字ですね。 あとは、美由さんに向かって言った、どんなに美化された過去でも、いくらでも塗り替えて行けるっていう。書きながら、あぁ……そうか……と。ずっとバンドで成功出来なかった事を悔やんでいたのですが、これから先で乗り越えて行けば良いのかと。 実は全編台詞は考えていないのです。このシーンでこういうことを言ってとキャラにお願いするくらいの感じです。だから自分でも予期していない台詞が来て励まされたりもするんです。だから面白い。 でもまぁ、なんだかんだで『さぁ、大人達。戦争をしようじゃないか』という狼煙のような作品であるという事は間違いないです。  本文共々、読んで頂きありがとうございました。  ルナちゃん、救われると良いですね……。
 
『LUNATIC BEAT』について。
 前作のヒロイン、『ルナ』の物語です。  トラウマを乗り越えた先の話ですね。自分がいなくても世の中は何も変わらないなら好きに生きようという、『どうでもいい』が武器のルナらしいですね。  そんな彼女の生きる社会は、VHという人工知能がどんどん浸食して行く。このVHとはなんなのか。本当にただのエンターテイメントなのか。そして、日出計画の実態。それらはまた別な所で起きた事が起因しています。  さて、この作品に込めたメッセージは、『自分であること』ですね。  ルナはずっと魅由に憧れていましたが、バンドをやって行くうちに『自分』にしか出来ない見せ方がある事に気付いて行く。  憧れている人は誰しもいると思います。僕もいます。けれど、その人にはなれない。けど、その人も他の誰かにはなれない。だから比べても仕方が無いんです。  それと、最後の魅由の「なぁ、考えてみろよ。自分が何者か。本当に自分なのか。もし、思っていた自分と違ってもそれを自分と受け入れられんのかな。それも自分自身と思って保とうと出来んのかな」現実には自分が知らないうちに違う自分になっているなんてまだ有り得ない話ですが、このセリフ好きです。  それと、「大人は悪役って決まってんだよ」とか、魅由は良いセリフ多いというか、良い役回りでしたね。良い大人です。  あと、清音ですけど、某ギタリストをイメージしています。割とモロなので名前は出しません。そういうイメージでしか読まれなくなってしまうので。時代の流れ的には、清音がその某ギタリストのライブ映像を観て、ギタリストに憧れて始めたという所です。  そしてもう一人のキーキャラ『モカ』。これは絵の練習をしている時に、元の絵から髪型とかアレンジしていて出来たキャラです。どこかで使いたいと思っていたので、ここだと。  これですね。  絵では作中よりも胸が増されてますけど、本文描いてて、あ、小さい子なのかと知りました。  割と早めに退場しましたが、モカがいなければルナが歌う事は無かったし、『VH』が絡む事も無く重要な役割ですね。  最後に、『DESTROCK』と出てきましたが、このサイトの意味も『破壊衝動』という意味合いです。   まぁ、そこに込められた意味はDESTROCKERSシリーズの最後に語りましょう。  というか、ルナちゃん救われませんね……。  本編共々読んで頂きありがとうございます。
 
『DUMMY FAKERS』について。
 この作品ですが、実は次のIIがまずあって、もう少しDummy Fakersで遊びたいなと思って作ったものです。  そもそもの始まりは、アニメで沢城みゆきさんの声を聞いて、この人にやって欲しいキャラ描きたいなぁという漠然としたものでした。  それが時は経ちDESTROCKERSシリーズのコアとも言える作品になったように思えます。  さて、この一作目についてですが……描いた当時はボーカロイドが結構流行ってたんですね。で、個人的にボーカロイドよりもFFシリーズとかのリアルなデザインのCGキャラクターの方が好みで、その路線で好きに作れたら良いなぁ。で、もっとリアルにして人と見分けがつかないくらいまで出来ないかなぁ。そしたらもう友達要らないよなぁ。とか思いながらVHというものが出来上がりました。こいつが色々と厄介な事になるとはこの時まだ思いもせずに。  このVHってのは平たく言えばsiriみたいなものなんです。もっと普通に話してくれるようなものですけど。  顔のあるsiriというのがVHです。  で、現実にいそうな、どハマりした少年がレノです。金があったら廃課金するタイプです(笑)  正直、描いた時はそんなに重要視した作品ではなかったのですが、他の作品を創っていくうちに核というか始まりの物語のようにも変わってきましたね。  例えば、ただの赤だったのが隣に黒や白を置くとその赤が強調されたり、また違う赤を置いてみたら、実は最初の赤は朱色だったとか。そんな風に他の作品によって意味合いが変わって来た作品でもあります。これは自分で創っていて面白い発見でした。  まだまだ始まりの物語なので、多くは語れないのが残念です。  本文共々読んで頂きありがとうございます。
『DUMMY FAKERSⅡ』について。
 これが元々あったDUMMY FAKERSですね。結末は最初に描いたものはデリーターと戦い倒すんですけど、『OUTLET CHILDREN』が出来た事によって、もっと大きな敵が生まれたので変わりました。  初めは攻殻機動隊をイメージしたんです。キスが素子でシーフがバトー。そしてそれぞれに得意な事があってサポートするような。でも進めているうちに変わって行ったというか、ハックが強くなっていったんですよね。そしてこのハックは(ネタバラシを含む為以下自主規制)。  この作品では何が言いたいかというと、キスが何度か言っていますが、自分の可能性を信じて欲しいという事ですね。  作中でエミィは夢を掴みますが、運が良かっただけではなく、その運を呼び込むための努力を惜しまなかった。実際、練習して実力をつけなければキスを惹き付けるだけの力も無く連れ出される事も無かったでしょう。  そういった努力は勿論大事ですが、最後は自分の可能性を信じて、ステージに立とうと決めたからこそ夢を掴めた。  そんなメッセージ部分が終われば、キス達の真実が明かされるわけです。  ただただ親の仇を討つために生きたキスですが、その真実を知れば撃つべきは自分だった。  一つネタバレにはなりますが、キスが自らに罰を与える為の話が最終章です。  一体、どんな罰を以て社会を変えた罪を償うのか。  正直、僕にもまだわかりません。  描きながらキャラクターが勝手に動くので……そんな展開なの!? って自分でなる事が多々あります(笑)  『DUMMY FAKERS』シリーズが終わった時に統括として色々詳しくコメントしようと考えているので、それまでお待ちを。  本文共々、読んで頂きありがとうございました。
『heartScream』について。
 これはLUNATIC BEATよりも前にあったもので、終わり方が見えなくて放置されていたんですけど、このシリーズに入る事によって着地点が見えたものです。  何を思って書いたかというと、後に公開される作品のヒロインとかルナとかキスとか大人しい子がいないなぁと思って、やっぱりそういうキャラが好きな人もいるだろうなぁとか思って莉亞を描こうと思って作ったんです。個人的にもこういう子は難しかったです。  イメージが難しかったんですけど、VHのような打ち込みの音楽の中でアコギが鳴っている中で聴こえてくるhoney worksというイメージでキャラを考えたらすぐできました。  青春、恋愛。みたいな感じですね。全く出てないですけど。  途中に出て来る歌詩は、自分がバンドをやっていた時の曲の物を使っています。アレンジはしましたけど、ほぼそのままです。意外と合いました。  ちなみに、『heartScream』という曲の歌詩は元々は『3B』という曲のものです。聞いたことあるタイトルですね?(笑)    最後の数行に出て来る紅いコートの女はもちろん、『彼女』です。この出会いが終わりへと繋がっていきます。  本人達にそんなつもりは全くなかったんですけどね。  ただ演奏していただけだったのが、いつの間にか人の人生を変える事になる。これって実際の音楽やなんでも当てはまる事なんです。  例えば、本人は音楽がやりたくてただがむしゃらにやっていただけだったのに、いつの間にかデビューして色んな人の耳に届き、影響を受けてバンド始める人がいたり、励まされて立ち上がれる人がいたち。でも、やってる側からしたら別にそんなつもりは無いと思うんです。  この二人の出会いも同様です。  一体、『彼女』にとってこの出会いはなんだったのか。それは次作で。  さて、この作品で何が言いたかったかというと、奏君の台詞にあります。  『逃げたら逃げただけの結果があるんだよ。逃げた先にしか無い結果がね』  『でも僕は嫌な事に立ち向かった結果を知らない。塾に通わされたりした時もあったけど、結局それもサボっちゃってさ。でもその塾に通ったからどうなったかなんて僕には知らない。ギターはやってなかったかもしれない。そしたら莉亞ちゃんとも会えなかったし、キヨと会う事も無かった。逃げちゃいけないなんて現状に不満がある大人の押し付けだよ。あぁすれば良かった、こうすれば良かったって考えてもキリがないのにさ』  これですね。  散々戦う事を進めて来ましたが、こういう考えもあるよと。  正直、様々な『あぁしておけば良かった』は有ります。それはその時の僕が逃げたからであって、進むべきだったと今でも思っています。その半面では進む事で状況はもっと悪化していたかもしれない。実際、良くなかっただろうなと思う事はあるんですけど、こうして後悔になって残るのとどっちがいいだろうかと考えてしまいますが、考えても仕方が無い。  逃げた先の結果しか知らないし、知る事が出来ない。  ルナちゃんも言っていましたが、今生きているこの現実が全てでしかないんです。  だから一概に逃げる事は良くないっていうのは違うなと思いました。  中学生に教えられるとは思いませんでしたが(笑)  本文共々読んで戴きありがとうございました。
『DUMMY FAKERSⅢ』について。
 お待たせしました。ようやく公開出来ました。  Ⅲだけではなく統括になりますが解説します。  元々は何の作品か忘れましたが、何かのアニメで沢城みゆきさんの声を聞いて、CV沢城みゆきのキャラをやりたいと思って出来ただけの作品なんです。DUMMY FAKERSって。  前回も書きましたが、OUTLET CHILDRENが出来た事によって大きな波が出来上がり全く別な作品になり、Ⅲで言うと、正直もう沢城さんじゃないなって思うくらいキスも変わって。  新たなCVイメージは出来ているんですけど、皆さんはどうでしょう? 因みに主要キャラは全員CVイメージが出来ています。書きませんけど(笑)  では、Ⅲの解説に向かいましょう。  ルナたちが出て来たり、これまでの流れが一旦終わるというのがこの三章です。  とにかくルナが報われたので良かったです(笑)キプマ復活という奏や莉亞の願いも叶い、清音も夢に近付き、平和に解決している反面、VHが消えた事でそれまで課金していた一般ユーザーとかは報われませんよね。作中でも言っていましたが、企業やメディアのVH依存による影響は大きく、それが無くなったことでの損失は大きいです。  キスはそれには見向きもせずに『困っている人がいるなら』と消したわけですが……。  最後のサベイランス市の崩壊もそうなんですが、何にしろ犠牲は出るんですよね。どんなに発展させても少なからず嫌な目に遭う人もいるわけで、じゃあどっちを取れば良いのかという答えは無く。今作の場合は後の人類を考えてサベイランス市の崩壊は適切でしたけどね。  あと、ハックの倒し方について悩んでいたので一度制作を中止しました。  最初の予定では、四人で地下に行き、それぞれが各階で敵を引き付け散りぢりになって行く展開だったんです。最後の階でキスはサーバールームで破壊して終わりという。  ありきたりだなぁと思ってやめました(笑)  そこで僕にとっても驚きだったのがキャンディの提案でした。戦力の分断です。考えてないです。閃いたというわけでもなく。  というのも、僕は小説を考えているわけではなく、アニメを観ていてそれを文字にしているようなものなので、キャンデイが唐突に提案したのを観て、それでそれで? と観ていた感じですね。  そしてミアン戦で来たヘカティア。熱いです。ようやく糸口が見えてきました。この時点でも作品はまだラストが決まっていません(笑)  ここも戦闘シーンのアクションをやろうかと思っていたんですが、DUMMY FAKERSってそうじゃないよなと。アクションに特化するよりも会話で戦うというか、レノの時もそうでしたが言葉による戦いというか展開の方が良い作品なんです。  で……最後のキスの決断です。  当初の予定では自分がNESTと知り、自らをネットに接続して貰ってあの地下のサーバールームでハックと共に世界の終焉を見ようとしていたんです。それが自分のやって来た事の罪滅ぼしでもあると。  けど、『どうでもいい』が勝ってしまったのと、どうしてもハックを止めたかったからこそ、自分の中にハックを誘導し、自らを破壊した。  ハックもそれを止められたんですが、キスを最後まで人間でいさせたかったんです。けれどコーディネートして止めようとしたもののサーバーが壊れていて不可能だったと。  しかし、最後に残ったサベイランス市のサーバーからキスの二体目をコーディネートして生き残るわけです。何の為か。それは次作の『戦魁』に続きます。というか、ほぼネタバレしてますけどね。アッシュが依頼を受けてキスを助けに来たという時点でお察しでしょう。  このアッシュが今後の作品で重要になる……のかな。また勝手にキャラクター達が動くだろうから僕もどうなるかまだわかりません。構想は出来ていますけど、果たしてどこまで沿って行けるか。  そして、NEST停止後にNESTであるジョンの声明文を発表出来たのは何故か。Dummy Fakersの宣伝をしているのは誰か。  その謎もまだ続きます。  最後までどうにか出来ないかなぁと悩んだのですが、デリーターにもっと活躍の場を与えたかったなぁと。でも縁の下の力持ちじゃないですけど、最後のブロックではシーフを引きずり出して動き始めたり、実はいなきゃ希望の無いキャラなんですね。デリーターがいなければキスの家に乗り込む事もしませんでしたし、シーフはもっとまともな人生を送っていたかもしれません。が、NESTは世界に進出していくでしょう。  だからヘカティアが言っていたように、一つ一つの選択を重ねた結果がこの結末を生む奇跡の集合なのです。  僕がこの作品を書き、あなたが読む。何万とあるホームページの中からここに辿り着きこのあとがきまで読んでくれるという選択。  そんな奇跡の出会いに感謝です。  また次作をお待ちください。