『昔の記事から10』
   2017年1月14日の記事です。  今回は正月に観た映画を紹介しようと思います。 1・『カールじいさんと空飛ぶ家』  じいさんが奥さんと出会う所から始まるんですけど、ほぼセリフ無しでテンポ良く進んで行きます。この奥さんの強引さは良いですね。  思ってたよりもテンポ良く進んで話もわかりやすくついつい見入ってしまいました。  どういう話しかというと、幼い頃に冒険家に憧れたカールと、少女エリー。仲良くなる二人は人生を共にして、エリーは先立ちます。  そして、冒険の続きをカールに託すのです。土地開発の為に、共に過ごした家を、この地を譲れと半ば脅迫されるのですが、カールは大量の風船で家ごと託された冒険の続きに出掛けます。  ボーイスカウトの少年を引き連れて……。  という導入ですが、この少年は完全に日本の小学生なんですよ。良い味出してた。 2・『ズートピア』  話題作だったので。これ最終的にメッセージとしては人種差別に繋がるように見えたんだんです。でも動物だからそこまで重くなく。  肉食動物も草食動物も仲良くしよう。みたいな。黒人も白人も仲良くしよう的な意味合いに取れました。人間でこの作品をやると凄く説教くさくなりそうですね。 3・『エクスマキナ』  これはAIと人間の心理戦みたいな宣伝文句があったので観てみたかったのですが……何年前の映画だろうかと思うくらい何も無かった作品でした……。残念。 4・『スーサイドスクワッド』  これもやっと観る事が出来た。思ってたよりハーレイがプッシュされてるわけでもなく、吹き替えになんか違和感というか、もっと他に無かったのかなぁと……。残念。 5『ルーム』   今回一番良かった作品です。  母子がある部屋に監禁されている所から始まります。子供は5才の少年で、その部屋で生まれたので外の世界を知らない。部屋の中にある物が全て。世界は天窓から見える葉と空だけ。  そんな少年と母親が脱出して外の世界に触れて行く……というストーリーです。  まずこの少年ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)の美しさよ! 髪が長いので女の子にも見えるくらい綺麗な顔してるんです。  で、何で監禁されてるんだろうと思って観ていました。話が進むにつれて、旦那が困った奴なのかと思いきや、母親は7年前に誘拐されてこの部屋にいるとの事で……そしてその誘拐犯との子供が産まれてしまったと。  この両親からこの子は産まれないだろうという、ビジュアル面では完全にキャストミスのように思えました(笑)  意外とあっさり脱出はするんですけど、その先には更なる困難が待ち受けていた。  息子のジャックは全てが初めて見るものばかりで、どうして良いかわからない。母は失った七年間を思い、精神が弱り、ジャックにも冷たく当たる。  どっちが辛いかというと、母の方ですよね。何も知らない初めての事ばかりって積み重なって行くだけなんだけど、失った時間はどうあっても取り戻せない。ましてや、誘拐されたという憎しみの対象がいるからこそ怒りが収まらない。  メディアのインタビューにも答えるのですが、そこで母親は監禁された部屋で育てる事が正しい選択だったかと問われます。どうして施設に預けようと思わなかったか。病院の前に置いて来てと、誘拐犯に頼まなかったか。  その場では必死過ぎて何も判断出来なかったと思うんです。でも、そのせいで息子の人生が狂ってしまっている。守るべき存在を守れていなかった。その精神的なダメージは大きく、母は自殺しようとするのですが、未遂に終わり、息子と距離を置くことになります。  その間に、息子は祖母達と交流して世界に馴染んで行くのです。  積み重ねと喪失の違いでしょう。  最後は再び監禁されていた部屋に行き、小さな世界だったと感じたジャックはその小さく全てだった世界に別れを告げます。  下手なサスペンス映画よりも緊張感があって良かったです。何より、ジャックの成長が凄く良かった。  また何か観たら紹介します。  サイトのリニューアルもようやく方向性が定まって来た所なので、お楽しみに。  では。  こちらもよろしくお願いします。 2018/02/11 NEXT→12ページ目